持病

carutagra2015-08-01

自分でもグロいなぁと思う画像(汗)
左足ふくらはぎ部のひどかったときのもの。
とは言っても、この状態が5ヶ月くらいほぼ毎日。
少し乾いたと思ったら、また掻いてボロボロ。
結局、夜寝てる間に無意識に掻くから、深くえぐるまで掻き続ける。
せっかく1日耐えて乾かしても、翌日にはもう逆戻り。
真夜中、痛くて目を覚ましたら最後、
起きたくても痛みで動きたくない
寝不足で寝たいけど、足の置き場に困る
パジャマが傷に貼り付かないように、布団がくっつかないように・・・
まぁ、既にいろんな毛糸やら何やらが傷ん中に絡まってるわけだが。
翌朝、激痛の中、絆創膏を10枚くらいうまく貼り合わせ組み合わせて、
傷に貼ってく。
1つの傷に1日10枚。いくら買ってきてもすぐ足りなくなる・・・。
傷に直接当たるから貼るのも痛いが、貼らないと服がすれたときもっと痛い。
ひどいときは足を動かすだけで激痛。
それに耐えながら毎日仕事。
アトピー特有の滲出液がだらだらあふれてきて、
お昼頃には絆創膏がぐっちょぐちょ。
ちょっと押すだけで液体が滲み出てくるくらい。
シール部分も機能しなくなるくらい。
そして夜、痛みに耐えながら風呂。
滲出液が止まるまでひたすらふき取る。
ひたすら乾かす。
そしてまた次の日も同じことを繰り返す。
普通の人なら精神崩壊してるレベル。
ここまで悪化するのを、
俺は、一線を超える、とか、取り返しのつかない、とか表現するけど、
まさに、悪化させるのは一瞬、治すのは相当の努力を要する。
掻いてボロボロになった肌を、治らないうちにまた掻く、
また掻く、また掻く・・・
と繰り返してくとどうなるのか。
もう皮膚質自体が変わって、掻いたらすぐ傷付く脆い肌に、
しかも傷があるにも関わらず、バリア機能低下で常に激しいかゆみ!
最初は小さい傷から始まっても、
本能的にその傷を掻きたくないから、少し隣の方を掻く、
そして今度はそこが悪化。
そして、また隣、また隣・・・どんどん傷が拡大していく
悪循環極まりない。
って、この傷がやっと・・・やっと・・・
まるまる7ヵ月かけて、やっと完治させたわ!
多少色素沈着は残ってはいるが、ここまで来れば一安心。
いつかこの日が来ると思って、ひたすら耐えて耐えて耐えて、
頑張った甲斐があった!
普通に掻いて剥けた傷ならだいたい全治4日〜1週間。
1日目は皮が剥けてるんだから、とっても激痛。
2日目はやっと乾いてくる。
3日目は赤くかさぶたになる。
4日目は赤黒くかさぶたになる。
ここでうまくかさぶたが取れれば治るわけだが・・・
アトピーのかゆみ肌はそうは行かない。
かさぶたになる=ただでさえ刺激に弱い肌に異物が乗ってる
かゆみの原因でしかない。
ということで治る過程でまた掻いて元の状態に、なんてざらにある。
他、特に顔や首、肩、腕、膝にも傷を抱えてそれだけでも大変なのに、
この傷を足に抱えて・・・
要は体のあちこちでその繰り返しの面倒を見なくちゃいけないわけで。
こっちの傷が治ったと思ったら、あっちに傷が。
そっちの傷を気にしてたらこっちの傷が悪化、とか。
そこだけ気にしてるだけならいいんだけどね。
まぁ、今回の足の傷は結局7ヵ月もかかってしまった!!
それでも仕事は行った!!
ほんとつらかった(涙
昔、学生の頃のひどいピークのときなんか、このレベルの傷を全身!
足の指から、手の指先、上は頭皮や耳の中まで、
ありとあらゆる部位に傷だらけの状態で、
生きてた・・・
ただ、生きてた・・・
高校2年で症状が急激に悪化。
俺の学力ピークが高校2年なのもその理由。
毎日、布団は血だらけ、皮だらけ、体は傷だらけ・・・
動くだけで痛い、
服を着るだけで痛い、
食事の箸もろくに持てない、
手の甲なんか皮が全部無かったこともある
自転車通学の風があたるだけで痛い、
まさに全身火傷を負ったんじゃないかって状態で通学。
授業中に先生に大丈夫か?と質問されるくらいの状態。
帰ってからの風呂が一番嫌なイベント。
全身の傷にいっぺんに痛みが押し寄せるあの超激痛!
奇声を発しながらでないとシャワーなんか浴びれない!
そんで、夜寝てる間にまた掻きむしる。
翌日また血の海。
死にたくても死ねない。
翌朝、惨劇になるとわかっていても、
それでも前日の治療はやることはやらないといけない。
気が狂いそうな毎日。
今思うと、よくアレを耐えて生き延びたよな俺。
高校生の俺は、ただひたすら義務教育を全うするためだけに通ってた。
こうやって口で言うのは簡単だが、
もう生き地獄そのもの!!
生きてるというか、存在してるだけで、もう嫌だった・・・
なんの為に、なんでこんな激痛に耐えてまで俺は毎日生きてるんだろ?
なんとか高校卒業したものの、
大学にはもちろん落ちて・・・
予備校に通うも、
その状態で人目が気になって、教室の空調も肌にダメージになるし、
結局、2年予備校に通ってるふりはしてたけど、
ほとんど通ってないし、授業なんて受けてなかった。
ひどくて隣のマンションの非常階段で1日過ごしたときもあったし、
母校の自習室に勝手に入って勉強したときもあった。
ぶっちゃけ勉強なんか手の付くはずのない中、
2年間独学で頑張って、無事大学には合格。
その間、何百回自殺しようと思ったことか・・・。
テレビのニュースとかドラマの中では自殺の話もあるけど、
そう簡単に自殺なんてできないよね、普通。
ここから飛び降りたら楽になれるんだろうなと思いながら、
マンションの屋上に何度も立った。
いろんな病院に行ったし、いろんな薬も試したし、
保険の効かない漢方に100万以上つぎ込んだりもした。
いろいろやってる中で自分の体に合う治療法が少しずつわかってきて、
大学4年あたりから人並み以下ではあるけど、
少しはマシに生活できるようになって、
1年留年したものの無事大学も卒業、今の会社に入社。



取り返しのつかない状態にならないように、
毎日必死に体調管理。というか肌調管理。
俺が体調悪いって言うときは、基本的にお肌の問題。
風邪ごとき、病気でも何でもないだろ!
鼻水と、咳、頭痛、ダルさ・・・だから何?
俺から見たら、そんなの何もつらくない!
精神的な問題で休んでる輩もいるが、
精神的なことなんて、気合いでどうにでもなるだろ!?
寝てる間に掻くから朝が一番ひどい。
まずは傷の場所の把握。
把握しないとちょっと擦れただけで痛いからねぇ。
そこに刺激を与えないように注意。
痛みが引くの待つ。
レベルが高い傷じゃなければ、時間が痛みを解決してくれる。
傷が乾燥すれば、痛みは軽減する。
今は顔が一番ひどく爛れた状態で起きるわけだが、
会社に行くためには、この状態では無理。
服で隠れる部分は俺が耐えればいい話なので、
顔は洗わなくてはいけない。
冷水で15分以上、シャワーにしてひたすら流し続ける。
手では痛くて洗えない。
固まった滲出液を溶かして洗い流す。
液体が出てる=皮がむけてるわけで、
はっきり言って激痛。
道端でこけて擦りむいた膝にいきなり水をかけてる感覚。
洗った後は真っ赤に腫れ上がった顔をタオルで優しく水をふき取り、
無口でひたすら休憩。
会社に行くための、朝一の一番のイベント。
最近は9時過ぎ出勤のズレ勤させてもらってるから、
だいぶ助かってる。
朝一起きたばっかに水付けるのと、1時間後に水付けるのでは
かなり痛みの度合いが違う。
数十分休める時間があるのもありがたい。
仕事は基本的に動き回ったり人とも話さなくちゃいけないので、
精神的負担や身体的負担のストレスに晒される。
ベストなのは誰とも話さず、黙々と1日作業に没頭するのがいいのだが。
口を動かすだけで、表情を作るだけで、顔の皮膚には負担でしかない。
基本的に会社では無駄にテンションを挙げて開き直って頑張ってはいるが、
本来の自分では無い気がする。
体がボロボロになって帰って、家に付く頃には身も心も疲れ切って
ため息しか出ない。
そして、1日の最大のイベントの夜の風呂。
少しよくなった今でも風呂は最悪の時間。
食事を後にしてしまうと口を動かしたときに皮膚が崩れるので、
食事してから風呂に。
風呂入って、あとは全身に薬やクリームぬって、
無口でひたすら静止。
その他、乾燥とじゅくじゅくと相反する皮膚が同居するアトピーなんで、
寝るに至るまでにいろいろと処理というか、治療というか・・・
毎晩ほんと手入れが疲れる・・・
かゆみ、痛み、気持ち悪さが常に付きまとう中、
毎晩、毎朝、仕事に行くために必死に管理して。
朝、快適に目を覚ますなんて1か月に1日か2日あればいいほう!
体もひどいし、基本的に寝不足だし。
朝の治療で疲れきって出勤し、
仕事で肌ボロボロに、
夜は夜でボロボロになった肌を治療して、
朝またひどくなる。
一線を超えないように、それでなんとか維持って感じ。
仕事で疲れてようが、
寝不足だろうが、
翌日仕事に行くためには治療しないといけない。
ほんと仕事中心に俺の生活が回ってる感じ。
話関係ないけど、
こんなんじゃ、婚活がんばっても無駄なんだろうね・・・(涙
健康な人は、生活の当たり前のことが当たり前にできてる
その幸せをもっと噛み締めてほしいとほんと思う!!
この病気のつらさは経験しないとわからないだろう・・・。
入社して8年経つが、
体調管理で大変だけど、日々改善の毎日。
今日掻いてしまったのはここが原因かなと思ったら、
そこを変えてみる。
ここがよかったかもと思ったら継続してみる。
クリームの付け方、付ける量、タイミング、食事の仕方、順番、寝方・・・
ほかいろいろ。
実験計画法の要領でいくらでも、組み合わせ可能。
最善の方法を見つけるまで!
人並みの生活が送れるまでになるとは思っていないが、
そこに近づけるように頑張ってる。
今の時期は暑くて汗をかくからつらい季節だけど、
足のヤバい傷が1個治ったことだし、
なんとか今年も乗り切れるようにがんばろ☆